“和” VEZEL PROJECT vol.2 -襖編-

今週もはじまりました“和” VEZEL PROJECT。2回目となる今回は全世界待望?の襖編へ突入!どんな冒険が待っているのかワクワクしますね。
画像


前回の障子と同様に和室の間仕切りに使用される建具である襖は障子の進化形?とも言え、こちらは今現在でも使用されている家も多くて最近は和室じゃなくても使ってとこ結構ありますよね。まぁ、障子の次はやっぱ襖でしょ?と思って今回のテーマにしてみました。

最初は左右共に障子で…という案も考えていたのですが、またあの格子作るのか…ちょっと面倒になってきたなという感情と若干楽出来る?のではないかという思いもありせっかく和室作るなら襖もあった方がいいよね?と自分に問いかけてみた結果では襖も自力で作ってみよう!という事になりました。結論を先に言ってしまえばこの考えは真逆でむしろ襖作る作業の方がよっぽど面倒でした。という事だけ言っておきましょう。


まず襖ってそもそも自作出来るのか?今の家にもあるんだえけど分解とか出来そうのないしどんな構造なのかも知らないんだけど…と思いネット検索とかホームセンターとか行って襖事情を調査する所からはじめる。ホームセンターにこんな冊子が置いてあって「ふすま張替ガイド」みたいな奴なんだけど、そこに構造とか載っていたのでそれを参考にしてみる。まぁ、障子の進化形という事もあり基本的な構造はだいたい同じみたいだけど襖は枠自体が外せたり、ふすま紙を貼るまでのステップがとても多くやる前から苦労するのは目に見えてるというか…この段階で足を踏み入れずに後退し障子をもう一枚作るというプラン変更もありと言えばありだがやると決めた以上最後まで貫くのが男ってもんでぇ!って事で何事もチャレンジだし挑戦してみました。
画像


最初のステップとして枠作りから始める訳ですが、ここは左右対称という事もあり前回の障子編で設計した図面をそのまま使用し、大枠と引戸の部分はサイズもそのまま採用する。こうする事で今日は右側が障子で左側が襖の気分なんだよね…なんて事が起こっても戸の部分だけ入れ替えれば簡単に模様替え出来ちゃうのだ。まぁ、うまく完成まで行けばとうう仮定の話だが。

で、前回は作業に夢中になるあまり途中の行程写真を撮るのを忘れたりもしましたが、今回は前回の反省を生かし途中までは行程が同じという事もありなるべく解かり易いように写真付きでお送りしたいと思ってます。こちらは前回サラッと文章だけで紹介した「木釘」というアイテムで障子を作ろう!などと思わなければその存在すら知らずに人生を終えていたかもしれないアイテム。まぁ、本来の作業行程で使うものではなくホームセンターをウロウロしてる時に偶然見つけてこれ使えるかも!と思っただけなのですが。
画像

画像


大枠の四隅を留めるのに接着剤だけでは強度が足りないため釘やネジを使う事なく強度補強を実現するもので下穴をあけたら接着剤を流し込みそこへズボっとな。出っ張った頭は後でノミを使ってサクっとそぎ落とせば綺麗に仕上がる。
画像画像

木材の厚みがある程度あればこの木釘を使えるのですが、戸の部分に使う木材は薄いので大きな穴はあけられないからどうしよう…と悩んでいた時にこれ使えるんじゃね?と思ったのが爪楊枝。幸いな事に家に爪楊枝いっぱいあるしこの大きさの穴ならあけてと問題なさそうだし…と思ってやってみたらうまくいった!まぁ、どこまで強度アップに役立つかは微妙なとこではあるが何もしないよりは全然マシだし2本使った事でそれなりの効果はあるようだ。
画像画像


って事で大枠と引戸部分の枠が完成。ここまでは前回と全く同じで慣れてきた分作業時間も短くなったし、何よりだいぶ手際がよくなってきたのが自分でも分かる。建具職人に転職する日も近いかも…
画像画像



ただ、ここからは全く未知の世界。

いきなりニューアイテム登場!その名もハピオカラーというのは製品の名前か。簡単に言えば水性塗料です!カラーは艶ありの黒…そう何に使うかお分かりですね?襖と言えば黒幕…じゃなくて黒枠。まぁ、違う色もあったりするけど一般的にもこれが一番ふすま感があるというか誰の目にみても分かり易いという事で黒にしました。障子の時は塗りの行程がなかったので順序通りに組付けていけばいいのだけど、襖はこの工程があるので乾燥時間も考えて先に済ませておかないとね。
画像

1回塗りと書いてありますが十分なツヤをだすためにはやはり丁寧に2回目の塗り行程をプラスしてしっかりと仕上げる。梅雨時という事もあり雨降ったらどうしようかと思ってましたが、もう梅雨明けした?ってぐらい晴れて暑かったので短時間があっという間に乾いたけど十分に乾燥させるため1日寝かせておきました。こちらが完成品。
画像



次のステップとしてこの完成した黒枠に収まる一回り小さなサイズの木枠を作る。構造図をみると中子骨と呼ばれる部分は障子のような格子状になっているが、ちょっと縦線は省略してみた。障子と違って完成してしまえば見えない場所だし、本来のふすまサイズなら必要かも知れないけどこの大きさならそれほど細かくしなくても大丈夫かな?なんて。
画像

でお次は下地作りとなる訳だが、本来なら茶ちり→銅貼り→袋貼り→ふすま紙と4つの行程を踏んでいくのがセオリー。ホームセンターにはそれぞれに専用の紙があったのだけど、どれも標準のふすまサイズ用でミニふすま用に全部買うのは勿体ないし下地に紙貼ればいいなら障子紙も大量に余ってる事だしそれでいんじゃね?という事になり障子紙を貼る。
画像

でここで大事な事に気付いた。障子と違って襖は内側に引手があるのでそれ用の取付枠を設置してあげないと下地が紙だけではさすがに無理かなと。と思いこんな感じ枠を追加し試しに追加購入した引手を当てはめてみる。
画像画像

障子紙を数枚貼り付けて下準備完成。ビフォー(左)アフター(右)はこんな感じ。
画像



さぁ、いよいよふすま紙を貼る行程へ。
ふすま紙って意外とお高いのね…金銭的に言っても障子よりもだいぶ出費が嵩む襖作りなのです。ふすま紙も一般的には通常サイズ2枚分がセットになったものばかりでそんなに要らないのに…と思っても補修用に小さめサイズを買うよりは安上がりなんだよね。最低限必要な表紙と裏面用の紙を揃えてみました。
画像

先ほど作った枠のサイズに合わせてふすま紙をカットしてみたら通常サイズ1枚の1/4程度しか使わず、2戸分作成したとしてもまるまる1枚が不要になったのでちょっと勿体ない。まぁ、ホントにふすま張替る事になった時には使えるけども。糊が最初から付いているタイプでハケで裏面に水を塗り後は一気にえいっ!と。
画像画像

そして前日に塗っておいた黒枠にスポっとはめてみる…おおっ!襖やん。超襖やん!いいぞこれ。
画像画像

引手の部分もちゃんとハマりとてもいい感じに仕上がりました。やれば出来るじゃんオレ。ちなみにふすま紙は無地のものを選んだと思ってましたが、よく見たら薄っすらと柄がはいってました。なんかいいじゃん!とこの時は思ったのですが、この柄モノを選んでしまった故にこの後に大失態が待っていようとは…
画像



この調子でもう一枚も…とふすま紙貼りにも慣れてきて気が緩んだのかも知れません。2戸が完成して大枠に取付けてみようか…と思った瞬間ある事に気付きました。あっーーーーー両方右側!!!!これが無地であったのなら何の問題もないのだけど柄には上下があって反対側にすると柄が上下逆さまに…これはもう致命的。スーパー初心者にありがちな最も初歩的なミス。なんてこった!
画像


…と嘆いた所でリカバリ不可能な為、一度ふすま紙を剥がして再び新しいふすま紙をカットする所から始める。まぁ、こんな事もあろうかと思って余分にふすま紙を購入しておいたのですけどね。やり直した所でまだ1枚まるまる余ってるし!あと5回ぐらいは失敗出来るのでそう思うと気分が楽になりました。(嘘)


という事で今度こそ完成!
大枠にもすっぽりおさまりサイズは小さいものの左右対称の完全なる襖!なんか障子作った時よりもやたら達成感あるのは何故でしょう?襖って自作出来るんですね。もちろんちゃんと開閉可。
画像画像


では今回もお風呂場へ…ってお風呂場に襖はさすがに無理があるのでやめました。という事で所定の場所へ(車にも無理あるって?それは思っていても心の中だけに留めておいて下さい)
画像


そして前回作成した障子とコラボ!ヤバいね。もはや車の荷室とは思えない景色に…
画像



障子、襖 と来たら次は何でしょう…推理してみて下さい。


つづく

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 4

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ガッツ(がんばれ!)

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック