甦れ!iPod Classic復活への道

物には寿命というものがあり、愛着を持って使っていてもいつかは別れが来るのです。それは5年後かもしれないし明日かも知れない…そう別れは突然やって来たのでした。
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今、僕が使ってる携帯音楽プレーヤーはiPod Classicで2009年に発売された最終型。既に発売から6年が経ち、appleのサポートも打ち切られた今となっては供給部品が壊れてしまったら即死亡な訳で、今時HDD駆動の音楽プレーヤーなんて完全に時代からは取り残されている気もします。それでも毎日の通勤、週末は車でとフル稼働して使っているのはやっぱり使い勝手が良いのと160GBという大容量のおかげで家にある音楽ソース全てを常に持ち歩けるというのが最大のポイントでどこかに出掛ける時に何を持って行こう?と悩む必要もなく、その時の天候や気分で自由に選べるですよね。

最近では音楽プレーヤーで聴くよりスマホを利用するという人の方が多いと思います。僕もiPhone6 Plusを使っていますが、いくら大容量になったとは言えその大半はアプリで占有されてしまうので、とてもiPodの代わりにはならないしそもそも純正アプリの使い勝手が良くなかったりするのでほぼ使う事もなかったり。


とは言え、いつまでもiPod Classicを使い続けられる訳もないし、最近ちょっとハイレゾ音源も聴き始めたりしているので出来れば後継者となるべき音楽プレーヤーを探さなきゃなぁ…なんて思っていた矢先に事件は起こりました。ある日、iMacとiTunesでiPodと同期していた途中に突然フリーズして全く反応がなかったので諦めてiTunesを強制終了させて再起動し、再び繋いでみると…

えっ?

iPodもリセットして再立ち上げし、この表示が出たという事は中身消えた?と焦る。でも音楽データは全て母体となるiMacのHDDに保存してあるので同期すればいいし…とか思って軽く考えていたのだけどPCに繋いでもディスクとして認識していないようで何度かリセットしてみたものの全く反応なしで、その後すぐに電源が落ちてしまう。もしかして…HDD死亡?
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こうなってしまっては自分ではどうしようもないので、とりあえずお店で見てもらおうかとappleの直営店に行ってみた所、iPodを出した途端に「これウチでは見れませんね…サポート切れてるし」と冷たく門前払い。別に修理してくれと頼んでいる訳ではなくてどうゆう状態なのかを把握したかったのだけどサポート切れると全く相手にもしてもらえない訳なんですね。

でもって次の手段としてはネットで今でもiPod Classicの修理などを請け負ってくれるお店を検索。その結果、中野や吉祥寺辺りに良さげな店が?でも仕事帰りだと遠いし営業時間もあまり遅くまでやってないみたいで今すぐって訳にはいかなそう。更に検索してみたらiPodの修理専門店ではないが渋谷に20時までやってるお店があった。そこなら早く上がれた日なら…と思って持って行ってみた。

閉店間際にギリギリで間に合ったので状況説明をして数日預けて見てもらった結果「システムなのか基盤なのか…いずれにせよこちらでは対応出来ない」と言われた。他のお店で改めて見て貰うべきか?でも多分もうお手上げ状態なのでしょうね。修理するにしたってもう部品が手に入らない訳だし6年も使っていればいつHDDの寿命が来てもおかしくない訳だし。

これはもう諦めるしか…


いや、まだだ。「諦めたらそこで試合終了ですよ?」と安西先生も言ってるではないか!


とにかくやれる所までやってみよう!と自分で何とかする事に。
まずは現状を把握しなければ…と分解を試みる。まぁ、基盤とかに障害があればそれこそ完全にTHE ENDだが、もしHDDが逝ってしまっただけならばいくつか打つ手はあるのだ。今となっては同じ型のHDDは手に入らないが、SSDなどに換装するいう手もある。とりあえず分解!と言ってもそもそもどうやって開けるの?ネジとかどこにも無いし…と思ってネット検索?どうやらこれ開けるの大変らしい。

専用工具をネット手に入れるべきか。でもこれただのヘラみたいだし?家にあるものでなんとか…なった!(実際にはかなり苦労したけど)開きました。なるほど、中身はこんな感じになっていたのね。そしてこれが問題のHDDか…。
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とりあえずバラしてみる…の図。と言っても自分で出来そうななのはここまで?バッテリーは最近めっきり持ちが悪くなったのでこれを機に交換しようかと思っている。
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ステップ1:真実の追求
HDDを検証する術はないので死亡したものと仮定。HDDの代わりにフラッシュメモリーを使用してそれで動けばHDDが問題だったという事になり、交換してあげれば良い。しかし、これでダメなら諦めるしかないという現実。


そこで検証用に用意したのが「変換名人 CF-IDE変換アダプタ」。iPodのHDDはZIF接続というレアなインターフェースを採用しいるが故に色々と面倒なのだが、これがあればHDDの代わりにCFカードを使用出来る。しかもお値段は数百円と手頃な価格ゆえお試しには持ってこい?ネット注文して数日後には到着。
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早速装着してみる。家にデジカメ用のCFカードがあったのでまずはこれで実験。こんな感じでHDDと基盤をまるごと入れ替え後はCFカードを差すだけ。果たして実験はうまく行くのか?期待と不安が入り混じる。
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実験なので裏蓋は開けたままケーブルを繋いでPCと接続。…するとどうでしょう!なんとあっさり起動。iTunesから復元を試みてみると無事に工場出荷時の状態に戻ったので、試しに母体にある音楽データを同期してみる。ちなみにCFカードの容量1GBなのでアルバム一枚程度?あくまでもテストなので。
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同期が終わりケーブルを抜くと見慣れた景色が。そのままイヤホン差して再生してみるが、普通に動く!全く問題なし。この結果、問題はHDDの故障(寿命)だという事が判明した。最悪の事態にならずに一安心です。このままiPod Classic 1GBモデルとして使用しても良いのだが1GBでは心もとないというか実用レベルには程遠いので次のステップへ。
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ステップ2:限界を超える戦い
次の段階としてはやはり容量アップでしょうね。今まで使ってたHDDは160GBで、ここに家にある全ての音楽データを保存してある…とは言っても今までは容量の関係もあってAAC192kbpsで圧縮して保存していた。でもハイレゾ音源とか聴きはじめちゃうと満足出来なくなるというか…もうちょっと容量あれば無圧縮のロスレスとかでエンコード出来るのにね…とはかねてから思っていました。で、今回HDDも死亡した事だしせっかくなら現状維持ではなく更なる高みへ!て事なのです。

検証に使った基盤のインターフェースをCFカードにしたのにはいくつか理由があって、SSDという選択肢もあったのだがiPod用の基盤を作ってるメーカーが海外で購入するにも色々面倒だし何か問題あってもサポートとかは期待できないだろうしSSDはまだまだ高い!て事でCFカードに。もちろんCFカードも大容量クラスはとても高いのだが、ここへ更にSDカードへの変換アダプタを利用すればSDカード使えるし!これならだいぶ安いモデルも出て来たので大容量化も決して不可能ではない!という結論に。

て事で購入したのが「DeLOCK 62637」というSDカード系をCF TypeIへと変換する変換アダプタと、SDカード「PNY 256GB」。この組み合わせでiPod Classicが何と256GBモデルへと進化するのだ。変換アダプタはTypeIIカードのが安いのだけど、万が一厚みで引っ掛るなんて事になると二度手間なのでTypeIを。そしてSDカードは同じ要領でも転送速度やメーカーによって値段にもバラつきがあるけどそのバランスを取った結果これにしてみた。この2つでだいたい2万くらい?易い買い物ではないだけに慎重に選びました。
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そしてバッテリーも新品に。純正品ではないけど互換モデルって奴ね。6年も使ってると最近は出掛ける前に庵充電状態でも1日もたない時もあるのでそろそろ替え時かな?とは思っていたのでいいタイミング?かも。この計3点を後から注文したのはステップ1検証がもし失敗に終わった場合、これらが無駄になるかと思って2段階にしました。
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そして商品到着したので早速装着。こんな感じ!まぁ、見た目的には最初の検証となんら変わりはないのだけど。
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今回も蓋は締めずにPCと接続して状態を見守る。「新しいiPodへようこそ!」来ました。
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復元後に容量を確認してみると…。238GBの空き!やりました。
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今PCに入ってるのを全て同期してみる。14,000曲あって132GBを使用。残りが100GB以上ある!既に一部はロスレスで取り込んであるのですが、これだけ空き容量あれば…まぁ、また変換し直すのも大変だけどよく聴くのを優先させてあまり聴かないのはそのままでも…ね。
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こちらが更なる進化を遂げ無事に復活した「iPod Classic 256GBモデル」でこざいます。
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今月のはじめに突然死してから復活までに1ヶ月近くかかってしまいましたが諦めずにチャレンジして良かった。それまでの間はiPhoneに入る容量のプレイリスト作って毎日入れ替えて…ミュージックアプリも使いづらいし…やっぱり音楽聴くなら専用プレーヤーに限るというかiPodのクリックホイールが如何に使い易いかを改めて実感した。物理的に故障しない限りはこれでしばらくはiPod Classic使い続けられる訳だし、容量増えたしバッテリーも新品!HDDからCF(SD)に換装した事で静音化+軽量化にもなったし振動にも強くなったので不安要素も減ったといういい事づくめ?

転んでもただでは起きない男!と人は呼ぶ?やる時はやるのですよ。

この記事へのコメント

そい
2015年10月01日 08:02
初コメ失礼します。エアウェイブの車中泊記事から検索してたどり着きました。
自分もiPod classicを使っているのですが、販売もサポートも終了してしまって故障の恐怖に震える日々です。
その時が来たら自分もこちらの記事を参考にしてみたいです。(笑
ひとつ質問なのですが、バッテリーと内蔵メディアを交換されたようで、その後バッテリーの持ちはいかがでしょうか?
メディアを交換するとよくバッテリーが全然持たないなどの話を耳にしますが、、、
よろしければお聞かせください。
2015年10月01日 22:33
コメントありがとうございます。
今回の場合は自分で何とか出来ましたが、やはり故障した時の心配は尽きないですよね。毎日使う物だからこそ突然使えなくなるとその存在の大きさに改めて気付かされるというか。ずっと使い続けられれば良いのですけどね。
バッテリーの件ですが、1日3~4時間程度の使用で1週間ほど使ってみた感じでは特に減りが早いという印象ないですね。容量に比例して減りも早くなるといくつかの記事で読みましたが、そこら辺も気になる所ですよね。今度、連続再生時間も計測してみようかと思ってます。
桃影
2015年11月11日 22:18

この記事の方法にて、256GB化できましたので
ご報告と感謝の意を表したく、書き込みさせていただきます。


先月HDDが逝き、なんとか交換できないものかと調べているうちに辿り着きました。


CFカードを持っていなかったので、
DeLOCKのアダプタまで博打購入でしたが、とりあえず手持ちのSDで起動確認しひと安心。
後日、安かったスーパータレントの256GBを購入し、特に問題なく使用しております。


SSDに換装しているのは古い世代のものか
最終型Classicだと海外からアダプターを入手している記事ばかり。
試すか買い替えるかどうしたものか悩ましい状況で本当に助かりました。

これでもうしばらく頑張っている間に
手頃価格な大容量プレーヤーが出てくれることを願いたいですね。
情報公開ありがとうございました。
2015年11月12日 23:26
そんな礼を言われる程の事は...復活して良かったですね。やっぱりそろそろ寿命を迎える時期なんでしょうね。
 僕も色々とネットで情報収集したものの参考例があまり無くてこの方法で復活出来るかどうかは五分五分だったので成功した時は嬉しかったです。完全復活して更に容量増えてこれからも大事に使いたいと思ってます。お役に立てて良かったです。
ヒデ
2015年11月29日 12:32
初めまして
私のipod classicも逝ってしまってsdカード化してみようと思っているのですが、
ひとつ解からない事があるので質問よろしいでしょうか?
私はwinを使っているのですが、ほかの人のページではsdカードをフォーマットしなければならないとあったりします。
ipodをsdカードに換装した後そのままpcに接続すればフォーマットされるのでしょうか?
初歩的な質問かもしれませんが、宜しくお願いします。
2015年11月30日 23:18
こんばんは。
特に事前フォーマットは不要だと思います。PCに繋げた時にiPodを使うのに必要なシステムが入ってなければ工場出荷状態への復元作業に入るので。(この時にiPodは初期化されるのでフォーマットしてシステムインストールしてるのかも知れませんが)
参考になりましたか?無事に復活するといいですね。
Hide_kun
2015年12月31日 01:56
はじめまして。
この間、ipod classic160gb後期モデルをSSDに換装しました。海外からアダプターを取り寄せ256gbのSSDに換装しました。

ところが、動画再生で動画が再生途中で止まって音声だけが最後まで流れるといった不具合(?)に悩まされています。貴殿がされたSDカードでは、そうした動画再生に於ける不具合はみられるでしょうか?

どうか、宜しくお願いいたします。
2015年12月31日 22:49
こんばんは。
うちのiPodは音楽プレーヤーとしてしか使ってないので動画は再生した事ないです。なので残念ながらお力にはなれません。動画の場合は違った負荷がかかりそうなので転送速度とかも影響しそうな気とします。不具合が解消されるといいですね。
TDK
2016年02月25日 12:43
はじめまして
私もipod classic160gbをSSD化(512GB)したのですが動画を再生させると一時間超えた辺りでフリーズしてます。
動画専用というニッチ過ぎる使い方ですので判断出来ませんが同じ様な事例が在るのは私だけの現象では無いと思われるので助かりました。
解決法は解りませんが
yucho
2016年04月07日 14:28
初めまして。突然のコメント失礼いたします。
去年の夏過ぎ頃に、iPod classicが故障し(電源はつくが、パソコンに繋ぐよう表示が出て、パソコンにつないでも初期化できない)アップルに電話したところ修理を勧められ、販売は終了しているが、修理なら今まで通りの値段で交換してもらえると言われ余裕をブッこいていたたら、いつの間にか修理の値段が倍以上に膨れ上がっていて…
途方に暮れてiPhoneに曲を入れて暮らしていましたが、やっぱりiPod classicが恋しい!けどネットだと高い…修理の店も高い…といろいろ見ていてこちらのブログにたどり着きました。
今こちらに出ている部品等の値段等を調べさせていただいて、自分で修理しよう!と決意いたしました!!
まず、解剖が不安ですが…専用道具は買わなかったということですが、何を使って開けられましたか?
あと、変換の部品は、とくに特別な道具なしでiPodに装着できるのでしょうか?
長々と申し訳ありませんが、良ければ教えていただければと思います!
初心者なもので、、、ご迷惑おかけしますが宜しくお願い致します。。。
2016年04月10日 21:09
はじめまして。返答が遅くなってしまいました。
分解は出来れば専用工具を使った方が安心ですが、隙間にテレホンカード等を挟み込んで少しずつ開いて隙間を作って後はヘラのようなもので抉じ開ける感じ。
 ただし、本体とカバーの間には無数のツメがあってその部分をピンポイントで外していかないと力ずくでは難しいしツメを破損してしまうときちんと閉められなくなるので注意が必要です。ネット検索すれば分解手順を詳しく説明した動画が上がってるのでそちらを参考に。カバーさえ開けられれば後は自力で何とかなると思います。
TDK
2016年11月08日 07:52
私の場合のipod classic160gbをSSD化(512GB)しての動画再生フリーズのエラーはどうやらバッテリーとのコメントを頂きました。
(海外のアダプター販売のコメントより)
現在は同販売品のディアルSDカードのアダプター品に換えてますがフリーズエラーは発生しておりません。
参考になれば幸いです
Hide_kun
2017年01月24日 21:27
2015年12月31日に、コメントをさせていただいた者です。英国のタルカンさんが販売されておられるアダプターについてですが、iPod classic 160gb には、SSD変換アダプターはどうやら適さないようです。データを読み出すときに電力が異常なほど掛かってしまいバッテリー表示が赤色に変わってしまいます。また、SSDによってはiPodのロジックボードが正常に動作しないものもあります。(例えば、Transcend)結果として、SSD内のデータが一部蒸発したり、最悪は全てのデータが蒸発しさえします。(私がそうでした。)どうやらiPod classic には、タルカンさん製作のSDカード変換アダプターが最適なようです。私は、デュアルSDカード変換アダプターに換装しかえておりまして、これだと音楽はもちろん、動画再生も滞りなく視聴することができます。長時間の動画もプレイリストを使うことで、バッテリーが続く限り永遠に再生してくれます。不具合らしい不具合が、でません。現在は、512gbにして使用しておりますが予算の目処がついたら1tbに容量アップしようと考えています。SDカードは電力負荷もHDD以下ですしテラポッド化には最適です。

以上、ご参考まで。