THE DARK KNIGHT

8月9日公開の映画「ダークナイト」を観てきました。
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映画のタイトルだけ聞くとサスペンスホラー系の映画?
と思われるかもしれませんが実は映画「バットマン ビギンズ」の続編です。

-STORY-
新たな視線で新シリーズ化されたバットマンシリーズの第二弾。今回の敵はバットマンの最凶最悪の宿敵であるジョーカー。狂気の行動を繰り返すジョーカーに混乱に陥ったゴッサムシティを守るべく、再びバットマンが死闘を繰り広げるアクション大作。


簡単に言ってしまえば単純極まりないシンプルな内容なのですが
今回の作品、なぜか公開前から異様に前評判が高いんですよね。


今年1月にはジョーカー役のヒース・レジャーが急死
バットマン役のクリスチャン・ベールは暴行容疑で逮捕され、
更には、つい最近もモーガン・フルーマンが交通事故で…と
映画の内容よりも俳優陣のスキャンダラスな話題で注目されていました。

全米では今年7月に公開されるや、初日3日間の興行収入が
「スパイダーマン3」が持つ記録を超え歴代トップの新記録を樹立
するなどシリーズ最大の盛り上がりを見せています。


正直、今日この作品を見るまでは、それほど注目されたのか分からず
話題だけが先行してるのでは?とさえ思いました。


…が、観終わってその評判の高さが本物だと実感しましたね。

とにかく凄い!!の一言。
まさかバットマンシリーズで
これほど衝撃を受けるとは思いませんでした。

最初から最後まで張り詰めていた緊張感、
そして全体を通して流れていた重苦しい空気
映画を見終わった途端に疲れがドッと襲ってきました。

完全に裏切られたというか予想外の展開でしたね。


今回の敵役はジョーカーという事で、
バットマンシリーズの中では誰もが知る宿命の相手
以前のシリーズでは名優ジャック・ニコルソン
狂気の沙汰をコミカルに演じていました。

今回、ジョーカー役の選ばれたのはヒース・レジャー
ブローバック・マウンテン」で注目された演技派の彼が
既に世間のイメージが確立された感のあるジョーカーを
どのように演じるかが一つの注目ポイントでもありました。

冒頭の銀行強盗シーンで今までのジョーカー像を完全にぶち破り
人の手柄をかすめとり、分け前が減ると仲間と言えども
用がなくなれば何の躊躇もなく殺害する極悪非道な男を熱演。
正直、このシーンだけで思いっきり引き込まれましたね。

全編を通して今までのシリーズにあったようなエンタテーメント要素は消え
まるでサイコサスペンス映画でも見ているかのような独特の緊張感と重苦しさ
一瞬たりとも見逃せずスクリーンに釘付けになっていました。

いわゆるアメコミヒーローものの「正義は必ず勝つ!」的な
爽快感を期待してこの映画を観に行った人は完全に裏切られたでしょうね。
まぁ、実際私も裏切られたと思った一人ではありますが。


タイトルのダークナイト(=暗黒騎士)とはバットマンの事を指しますが
同じアメコミの中でもスーパーマンやスパイダーマンと違い
必ずしもヒーロー扱いされていないのがバットマン。

自分だけの法を持ち、何も語らずに刑を執行している彼は
人々からは「ならず者の自警市民」と非難され
一部の人からは反感を買い理解されないジレンマに悩む事も。

今回、そんなバットマンの良き理解者として
ホワイトナイト(=光の騎士)と呼ばれる検事ハービー・デントが登場
法やメディアを巧みに利用しバットマンとは違うやり方で多くの悪事を暴く。
デントはウェインの元カノであるレイチェルと恋中でもあった。

そんな中、次々と起こる事件。

バットマン狩りをはじめたジョーカーは
まるでゲームでも楽しむがの如く「究極の二者択一」を迫る。

1.バットマンの素顔か、市民の命か
 マフィアからバットマン殺害を依頼されたジョーカーは、
 その正体を暴くために市民を殺害し遺体にメッセージを添える。
 「バットマンがマスクを脱いで正体を見せるませ毎日市民を殺す」。

2.ハービーの命か、レイチェルの命か
 留置所でバットマンを対面したジョーカーは、
 ハービーとレイチェルを別々の場所に監禁していた。
 「殺人タイムまであと数分、どっちかを助けたきゃ急げ」
 とふたりの居場所を告げる。

3.弁護士の命か、病院の爆破か
 バットマンの正体に気付いてしまったウェイン社担当の弁護士リース。
 彼はTVでそれを告白しようとするが「バットマンの居ない世界は退屈だ」
 と考えを変え「60分以内にリースを殺さなければ、市内の病院を爆破する」と宣言。

4.一般市民の命か、囚人の命か
 ジョーカーが支配すると宣言した街から脱出を図ろうとした人々は橋もトンネルも
 使えないためにフェリーに殺到する。しかし、最初に出航した2隻には爆弾が搭載。
 1隻は一般市民、もう1隻は囚人たち。それぞれの船には相手の船を爆破する起爆装置。
 「ボタンを押した方の船は助けてやる」と告げる。


それぞれが選択を迫られ命の重さを知る事になる。
人は死に直面した時に正しい判断が出来るのか?

狂っちまおうぜ、オレといっしょに。
 こんな世の中、すべてジョークさ


と言い放つジョーカーの思惑通りになってしまうのか…。



とまぁ、とにかく最初から最後まで緊張の連続。
152分という若干長めの映画ではありましたが
あっという間という感じでしたね。

この作品を見て一番に思うのはリアリティ。
アメコメが原作の作品は所詮現実には存在しない架空の世界ですから
原作の持つ世界感を再現しようとCGを多用しますよね。

まぁ、実際には現実社会とは全く別の世界であると考えればこそ
何も考えずにビルが破壊されたり多くの人が命を落とすシーンを
映画の中とは言え平気で見ていられるのですが。

それが今回の作品では我々の日常の延長線上にあるというか
架空の都市ゴッサムシテイでの出来事が実にリアルに描かれているんですよね。
もちろん、随所にCGは使っているはずですが派手に見せる為ではなく
リアルさを追求する為に使われていう印象がします。

その効果が、結果的にいいものい仕上がっているんでしょうね。


今回の作品に関しては、
単なるアメコミヒーローもののジャンルに捕らわれず
1本の映画として非常に完成度が高いように思いました。
バットマンシリーズと侮ることなかれ。

もともと演技には定評のある俳優陣がその能力を如何なく発揮。
特にヒース・レジャーは恐いくらいの演技は圧巻でしたね。

全米で絶賛されたという評価も十分にうなずけます。
さて、この先シリーズはまだまだ続く?

ここまで来ちゃうと次が大変なんじゃ…
と余計な心配までしてしまいますが
次回作も楽しみにしています。

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